郵政改革法案、内閣バラバラ 亀井氏「決めた」、仙谷氏「再検討」 (産経新聞)

 亀井静香郵政改革・金融相は25日、自らが24日に発表した貯金の預入限度額を倍にすることを柱とした郵政改革法案骨子に、閣内から異論が出たことについて「鳩山由紀夫首相に了承されたから発表した。もう決めていることだ」と反論した。一方、仙谷由人国家戦略担当相は限度額引き上げの再検討を求める考えを示すなど異論が相次ぎ、足並みのそろわない内閣を象徴する事態となっている。

 亀井氏は、鳩山首相が24日に、閣内で議論する必要性を指摘したことについては「まだ閣議決定していないことを言ったのだろう。何か不思議なことがあるのか」とした。ただ「今後閣内であろうと閣外であろうといい意見なら全部聞く」と、微修正には含みを残した。

 平野博文官房長官も記者会見で「原口一博総務相が亀井氏と協議、了承したことは重い判断だ」と述べ、法案概要の大幅見直しには慎重な姿勢を示した。

 これに対して仙谷氏は、「内閣全体の問題だ。ゆうちょ銀行やかんぽ生命保険についてオープンに議論をする必要がある」と指摘。「民間企業や産業に資金を回す仕組みをつくらないと経済が縮む」として、資金運用力に欠ける日本郵政グループの金融肥大化に懸念を示した。

 また内閣府の古川元久副大臣は、郵政改革法案の概要に関し「限度額の引き上げが良いのかどうか相当慎重に議論しなければならない」と述べ、今後政府内での議論が必要との認識を示した。

【関連記事】
「民業圧迫、国民不幸に」竹中元郵政民営化担当相が郵政法案批判
日本郵政「上場は5年以内に」亀井郵政改革相
ゆうちょ銀の限度額2千万円に 「民業圧迫」批判で引き上げ幅圧縮
亀井氏でも郵政ファミリー企業は「必要なければ切る」
政権発足半年 原口総務相「私たちは道半ば」

鳩山首相「中国の努力評価」 ギョーザ中毒事件で容疑者拘束(産経新聞)
JR西、第三者機関で監視を=賠償交渉で遺族要求−福知山線事故(時事通信)
普天間、全面県外移設見送り=沖縄含め「2カ所くらい」−防衛相表明(時事通信)
参院広島に亀井郁氏擁立へ=元県議は出馬取りやめ−国民新(時事通信)
日韓、教科書記述に溝…第2期歴史研究(読売新聞)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。